「ヒップクランプガード／サミール・シャントレ教則DVDレビュー」

サミール・シャントレのヒップクランプの教則DVDのレビューをさせていただくことになりました。

ヒップクランプは自己流でしばらくやっていたことがありました。この時、日本人では試合でやっている人はほとんどいませんでした。1人くらい。ネット上ではジーロールと言う技で紹介されていた記憶があります。

自己流では限界があって、少しの挫折で中断、コンセプトは良いのにもったいな、という無念さがありました。

そして忘れた頃に、このDVDに出会いました。

DVDを見て、練習でしばらく使ってみての感想です、項目ごとにレビューします。

難易度☆☆☆☆★

ある意味ベリンボロと同じで、この技をわざわざやらなくても、柔術のレベルやスタイルには影響のない技。ただ知らないと好きなようにやられてしまうので放って置けない技です。セットアップの手順が少なく一見簡単な技ですが、難易度４をつけたのは、安定したハーフガードワークができることが必須です。

汎用性（使える技か？）☆☆☆☆★

頑張って狙わなくてもできちゃう、という点で☆４つです。

というのもセットアップしてから、①押し込みのスイープ②前転からのバック③耐えられた後の足担ぎ

この３つの攻勢に持っていけます。どれでもウェルカムな展開と言えるでしょう。

密着系のパスにはセットアップできない特徴がありますが、カウンターの絞め技で距離を取れば、その問題も解消されます。

合わせ技☆☆☆★★（3.5）

はじめ、ヒップクランプでよくDVD１枚作ったな、、と思いましたが、見終わって納得しました。

テイクバック、スイープ、レッグドラッグ、各種足関節と色々と合わせ技がありました。シャントレにとってはオマケのつもりだったかもしれないですが、レッグドラックからのツイスターフックは鮮やかで、習得に３日かかりました。

見た目☆☆★★★

カッコいい技ではないです。

カエルみたいな動きと腕立て伏せで歩く、、、それだけに、技を食らった時の精神的なダメージは大きいと思います。

モダン☆☆☆☆☆

謎の項目作ってしまいましたが、そのままです。ベリンボロに代表されるモダン的な柔術技かどうかということなのですが、個人的にはベリンボロ、キスオブドラゴン（リバースベリンボロ）と同じように考えています。この３本柱でクルクルされたら、トップポジションではとても安心してられないと思います。

総じて、こういった難解な教則DVDで日本語翻訳付きというのはとてもありがたいことです。世界との技術差を埋める工夫になっていると思います。

BJJチャンネルさんで購入できます。他にも目移りする商品がたくさんあります。

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次回練習は7/16サンテラアリーナ柔道場18:30〜です。

佐渡ブラジリアン柔術クラブ
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見学、体験大歓迎です。

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